いらないって言ってる人もいるけど本当かな?
こういった疑問にお答えします。
役に立つかどうかはケースバイケースです。
というわけでこの記事ではどういった場合に役立つのかを紹介していきます。
ぜひ、チェックしてみてください。
目次
IT資格(情報処理技術者試験)の6つのメリット
以下の通りです。
メリット①学生に役立つ 受験・単位認定
学生にはいくつかメリットがあります。
- 高校や大学の入試で優遇される
- 単位認定される学校がある
- 共通テスト「情報Ⅰ」の対策になる
といった感じです。
一番簡単なITパスポートですら優遇されますよ。
対象の資格は以下の通りです。
- ITパスポート
- 情報セキュリティマネジメント
- 基本情報技術者
- 応用情報技術者
などです。
学校によって対応は違います。
また、2025年の共通テストから新しく加わる「情報Ⅰ」の範囲や内容はほぼITパスポート試験と被っており、対策ついでに試験を受けるのもアリです。
メリット②公的機関関連の仕事や補助金・融資で役立つ
資格を持った人材がいることが
- 公的機関からの受注の条件
- 補助金や融資の条件
になることがあります。
ですので、そういった取引のある企業に就職する場合、アピールポイントになります。
メリット③他の資格試験が一部免除になる
応用情報技術者以上の試験の合格者は
- 中小企業診断士試験
- 弁理士試験
- 技術士試験
- ITコーディネータ試験
の一部免除が受けられます。
独占業務のある弁理士試験の一部免除は大きいですね。
メリット④コンピューターサイエンスを学ぶキッカケになる
情報処理技術者試験ではコンピューターやネットワークなどの仕組みが出題されます。
そういった基礎概念は情報系の大学や学部に入らないと学ばないのでちょうどいいキッカケになります。
これを目的とする場合は、別に合格する必要はないかもしれません。
業務ですぐに役立つことを学びたいなら認定資格のほうがおすすめです。
- CCNA
- オラクルマスター
- AWS認定資格
- Microsoft Azure認定資格
- GCP認定
- LinuC(リナック)Linux技術者認定資格
メリット⑤少しだけ収入がアップするかもしれない
企業によっては報奨金や手当がつくことがあります。
とはいっても学習にかかる時間を考えるとそれほどコスパはよくないです。
メリット⑥自衛隊の技官やサイバー警察への就職で役立つ
自衛隊の技術陸曹はIT資格を持っているとそのレベルに応じて、任用階級が変わってきます。
- 高度試験:1等陸曹
- 応用情報技術者:2等陸曹
- 基本情報技術者:3等陸曹
また、各地域ごとのサイバー警察では応募資格または加点といった感じになっています。
ESや面接対策時に考えていきましょう。
IT資格(情報処理技術者試験)の3つのデメリット【役に立たない・いらない?】
以下の通りです。
学習時間が必要
人によって差はありますがかなりの学習時間が必要です。
もしプログラマーになるのが目的なら、コードを書いてるほうがいいと思います。
独占業務がない
情報処理技術者試験は合格しても何かが出来るようになるわけではありません。
スキルを証明するためのものです。
ITエンジニア(プログラマー等)の就職・転職への効果は限定的
エンジニアは自分の技術を証明するのにポートフォリオを見せるのが一般的になってきました。
それらを見ながらの面接で決まるので、そこまでIT資格は重要視されません。
雇う側が知りたいのは、本当に役に立つのかどうか?と自分の会社に合うかどうかですからね。
IT資格(情報処理技術者試験)の気になる3つの質問
情報処理技術者試験でよく聞かれている質問を集めました。
勉強時間はどれくらい?
各試験の初心者からの学習時間はだいたい以下の通りです。
- ITパスポート 20~100時間
- 情報セキュリティマジメント 50~200時間
- 基本情報 100~300時間
- 応用情報 200~500時間
- 高度試験 400~1000時間
業務未経験や文系でも合格できる?
業務未経験でも合格できますし、文系でも合格できます。
数学の問題が出るのですが、合格点を取ればいいので出来なくても問題ありません。
開発者でなくて理系科目が苦手な人にとっては、基本情報技術者試験が一番難しいと思います。
いきなり高度試験を受けても大丈夫?
問題ありません。
ただ、IT資格試験を受けたことが無い場合は
- ITパスポート試験
- 応用情報技術者試験(午前のみでOK)
の勉強をしてから受けたい高度試験の対策を始めることをオススメします。
上記の資格を持ってなくてもいいですが、合格する力は必要です。
IT資格(情報処理技術者試験)の勉強方法
午前の対策は
- テキストなどでインプット
- 一問一答や過去問でアウトプット
という繰り返しで知識を定着させます。
午前の対策が完成したら午後の対策を行います。
過去問を解いて
- 何を問われ
- どう答えればいいのか?
を身に付けていきます。
基本的に午前は暗記問題で午後は読解問題か論文です。(ITパスポートと基本情報技術者は除く)
というわけで
について見ていきます。
インプットの方法
- 対面授業(専門学校や大学)
- 映像授業 効率がよい(Udemyがおすすめ)
- テキスト 通常はコレ
どの方法でもいいですが、とりあえずサーっと一通り目を通して全体像をつかむことをおすすめします。
あとは問題を解くたびに必要であれば、もう一度理解するためにテキストや映像授業に戻るというスタイルがいいと思います。
理解し易さを最大にするなら映像授業とテキストの併用です。
「Udemyを使った資格の勉強方法とメリットを徹底解説【おすすめも紹介】」で紹介しているのでチェックして見てください
アウトプットの方法
以下のような教材を使っていきます。
- 過去問道場
- よく出る問題に絞り込んだアプリ・問題集
分野ごとに問題を解き完成させていきます。
各試験ごとに過去問道場という便利な無料サイトがあるのでそちらを利用するといいと思います。
ただ、試験によっては過去問が多すぎて大変なのでよく出る問題に絞ったものを利用したほうがいいかもしれません。
以下の各記事ではそれぞれの資格ごとに役立つアプリやサービスを紹介しています。
合格の可能性をあげたいのであれば、インプットとアウトプットが一つになったスタディングを利用することをおすすめします。
まとめ:IT資格(情報処理技術者試験)が役に立つかどうかはケースバイケース
今回の記事をまとめると
IT資格(情報処理技術者試験)のメリットは
デメリットは
勉強方法は
といった感じでした。
IT資格は持っていてマイナスにはならないです。
だからと言ってプラスになるかどうかは条件次第。
基礎概念や企業の仕組みを学ぶモチベーションとして資格の取得をめざすのは全然ありだと思います。
また、概念や知識ではなく実際に何かを作るためにプログラミングを学びたい方は、サブスク型のスクールから始めるのがおすすめです。
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