何をしたらいいの?
こういった疑問にお答えします。
結論から言うと出来るならやったほうがいいです。
理由は子供の成長を邪魔しないようにするためです。
何をすればいいかというと
- 語彙を増やす(漢字等)
- 文法・論理的に考える練習
- 読書:読む習慣を作る
- 書く:書く習慣を作る(短くてOK)
といった感じです。
ではこれらについて解説していきます。
目次
小学生の国語を先取り出来るならした方がいい理由
当たり前ですが、子供の成長には個人差があります。
子供の成長速度が学校の進度よりも早い場合、子供は無理にブレーキをかけた状態になってしまいます。
そこで子供が先取りできるようにしてあげることで、ブレーキをかけなくても良いようにするというわけです。
基本的に子供は自分で学ぶための教材を見つけてくることが出来ません。(たまに勝手に何か見つけてくることもある)
だから、親は子供が先取りするための教材を用意してあげることが必要です。
先取りさせるというよりも、子供が先取り出来る環境をつくってあげるといった感じですね。
学校よりも先に、「読む・聞く・話す・書く」ために必要なことを学ことが『国語の先取り学習』
国語って何のためにやるのかぼんやりしていませんか?
英語とかだと4技能(読む・聞く・話す・書く)が出来るようになることなのでわかりやすいですよね。
国語も基本的には、書いてること言ってることを理解して、伝わるように話したり書いたりするという点では同じです。
そういう意味ではほとんどの家庭で『国語の先取り学習』を行っています。
小学校入学前、入園前など子供が小さい時に、子供の成長に合わせて「ひらがな」や「数字」を教えたのではないでしょうか?
「読む・聞く・話す・書く」のために学校よりも先のことを学ことが『国語の先取り学習』です。
国語の先取り① 語彙を増やす(漢字等)
国語の先取りの中で一番簡単で、効果がわかりやすいのもコレです。
言葉の意味がわからなくても
文章は読めませんよね。
会話でも言葉がわからなければ、何を言ってるか理解できなくなります。
だから、理解できる、使える言葉を増やすことはとても大事です。
- 言葉と漢字
- ことわざ・慣用句
- 類義語・対義語
など覚えるものはたくさんありますが、これらは家庭でも簡単に先取りすることが出来ます。
教材も多くアプリでも学ことが可能ですよ。
国語の先取り② 論理的に考える練習
相手の言ってることや文章の内容を理解する時も、考えを伝える時も論理的に物事を考える必要があります。
言葉の意味を知っていても、ものごとを頭の中で整理しないと間違って解釈したり、ずれた認識になったります。
そこで論理的に考える練習となるドリルを使ったり、普段の会話の中で練習したりすることをおすすめします。
低学年から使うものでは
出口 汪 (著) 水王舎 (2016/3/31)
などがおすすめです。
中学年から高学年以降は
福嶋 隆史 (著) 大和出版 (2017/2/16)
などの『ふくしま式』もいいですよ。
>>『ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集2[小学生版]』の紹介
論理的思考力があるとどう違うの?
例えば
傍線部「その答え」とありますが「その」が指すことを何ですか?
という問題があったとします。
論理的思考が出来ていないとそのまま「その」が指す部分を探しにいってしまいます。
一方で論理的思考が出来ていると
「その答え」ということは、「答え」があるものだから「疑問」とか「質問」とかかな?と考えて探しに行くのですぐに見つかります。
これは何も国語の読解問題だけじゃなくて、人とのコミュニケーションや問題を解決するために物事を考える時などでも同じですよ。
国語の先取り③読書:読む習慣を作る
読書をすることで、いろいろな知識や言葉を吸収することが出来ます。
そして、以下のような感じで読解力が伸びていきます。
- 知識や言葉が増える
- 知識や言葉が増えると抽象化したり、具体例をあげやすくなる
- その結果、もっと論理的に考えやすくなる
といった感じで読書は効果的です。
というわけで読書習慣をつけるようにしましょう。
読書習慣の身に付けかたですが、
- 読み聞かせをする
- 興味を持ちそうな本を見える範囲に置いておく
- 親自身が本を読んでいる姿を見せる
などです。
そもそも文章が読めない場合は、お手本となるものを用意しましょう。
何かを上手になりたいならお手本を真似するのが一番です。
国語の先取り④書く:文章を書く習慣を作る
書くという行為は、論理的思考力や知識、語彙など全てが揃っていないと上手に書くことが出来ません。
だから、国語の力を伸ばすトレーニングとして効果的です。
また学校の勉強だけでは文章を書く方法の指導や練習は、どうやっても足りません。
書くことを習慣化して、毎日続けるとものすごい差になります。
短いものでもいいので、何か文章を書く習慣を作ることをオススメします。
読解の問題集は?
低学年のおすすめは「おはなしドリル」シリーズです。
- 漢字にはひらがなでふりがな付き
- 子供の興味のあるジャンルで取り組める
- 見開き2ページで短すぎず長すぎない
といった感じで読むのが苦手な子供でも取り組めるようになっています。
興味のある分野を読んで問題を解くことで読書が好きになったり、読解問題に対する苦手意識が消えると思います。
かなり幅広い分野に対応しているので、どれかは子供の興味と重なるテーマがあるはずですよ。
中学年以上のおすすめ
中学年以上は選択肢が多すぎてなんとも言えないのですが、
啓明館 (監修), さなる教材研究室 (編集) 2020年7月20日
これが個人的なおすすめです。
子供が理解出来る言葉で、読み方と解き方の両方が学べるからです。
>>「啓明館が紡ぐ 小学国語 読解の基礎【3年~5年向け】」の紹介
まとめ
『国語の先取り学習』は子供成長を邪魔しないように、出来るならばやったほうがいいですよ。
- 語彙を増やす(漢字等)
- 文法・論理的に考える練習
- 読書:読む習慣を作る
- 書く習慣を作る(短くてOK)
- 読解問題・レベルにあったもので
といった感じでOKです。
無理に進める必要は無いので、子供の成長に先取りできる環境だけでも用意しておけばいいと思います。
また、読書習慣が無い場合は『東進オンライン学校 小学部』や『おはなしドリル』をおすすめします。