勉強時間はどれくらいなんだろう?
独学でもいけるのかな?
こういった疑問にお答えします。
応用情報技術者試験は
- 合格率は20%台で難しい
- 一般的な勉強時間は500時間
といった感じで難しい試験です。
そこでこの記事では、応用情報技術者試験がなぜ?難しいのかを解説していきます。
目次
応用情報技術者試験の難易度【合格率や勉強時間はどれくらい?】
初心者でも独学で合格する人もいますが、応用情報技術者試験の難度はかなり高めです。
それがわかる以下のような指標を見ていきます。
応用情報技術者試験を合格するのに必要な勉強時間
ゼロから応用情報技術者試験の合格に必要な勉強時間は500時間と言われています。
ただし、これは業務経験やIPA資格試験を合格しているかどうかによって変わってきます。
だいたいの目安ですが
- 基本情報技術者合格なら150時間~200時間
- ITパスポート合格なら250時間~400時間
といった感じです。
応用情報技術者試験の勉強時間>>
応用情報技術者試験の合格率【初心者の一発合格は難しい】
だいたい25%前後になっています。
応用情報技術者試験の過去6回分の受験者数・合格者数・合格率は以下の通りです。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
R3春期 | 26185人 | 6287人 | 24.0% |
R3秋期 | 33513人 | 7719人 | 23.0% |
R4春期 | 32189人 | 7827人 | 24.3% |
R4秋期 | 36329人 | 9516人 | 26.2% |
R5春期 | 32340人 | 8805人 | 27.2% |
R5秋期 | 37763人 | 8753人 | 23.2% |
(IPA独立行政法人情報処理推進機構のデータを元に作成)
といった感じで結構な勉強時間が必要な上に合格率も低めになっています。
他のIPAの試験との難易度の比較
他のIPAの試験との合格率の比較は以下の通りです。
高度試験 | 15%~25% |
---|---|
応用情報技術者試験 | 25%前後 |
基本情報技術者試験 | 45%前後 |
情報セキュリティマネジメント試験 | 70%前後 |
ITパスポート | 50%前後 |
高度試験と比べると合格率は高いものの、かなり難しい試験だということがわかると思います。
応用情報技術者試験が難しい理由
以下の通りです。
学習範囲が広いため全体像がつかみにくく、必要な勉強時間が多い
応用情報技術者試験は広い分野から出題されるため、かなりの勉強時間が必要です。
プログラミング等のIT関連だけでなく、経営戦略や法律など様々な分野を学ぶ必要があります。
市販のテキストは800ページを超える辞書のような分厚い本がほとんどで、応用情報技術者試験の全体像をつかむことが難しくなっています。
また、午後の問題は解くのに時間がかかるため、まとまった学習時間がとれないと問題に慣れることすら難しいです。
逆に必要と言われている勉強時間をしっかりと確保できる人なら合格しやすいとも言えます。
大学入試と比べると体系的に学べる教材が少ない(特に午後)
全般的な知識や午前問題のための教材は多いですが、午後の教材は少なめです。
ほとんどの人が午後の問題は、「こうすればいい!」というのがわからないまま試験を受けています。
そのため午後の過去問をたくさん解いて問題に慣れるというやり方で対応している方が大半です。
試験時間が長く疲労が激しい
午前も午後も試験時間は150分とかなり長くなっています。
そのため試験中に疲労で集中力を保つのが難しくなります。
挫折率が高い
また受験率が
試験年度 | 申込者数 | 受験者数 |
---|---|---|
R5春期 | 49,498人 | 32,340人(65.3%) |
R4秋期 | 54,673人 | 36,329人(66.4%) |
R4春期 | 49,171人 | 32,189人(65.5%) |
R3秋期 | 48,270人 | 33,513人(69.4%) |
R3春期 | 41,415人 | 26,185人(63.2%) |
65%前後になっていて、3分の一が申し込んだのに受験していません。
つまり、挫折率が非常に高いということがわかります。
こういったことから、
学習スタイルを作ることが大事だということがわかります。
応用情報技術者試験の午後問題の選択分野【難易度ランキング】
人によってかなり言っていることに差があります
※非エンジニアの方でも解きやすい問題には文系OKと書いています。
【10位】プロジェクトマネジメント
文系OK
ほとんどの方が簡単と言っていますし、私自身そう思います。
やや優しめの国語の読解問題で、専門知識がなくても解ける場合が多いです。
文章からの抜き出しが多いので得点しやすいはず。
他の分野がよほど得意な場合以外は、選んだほうがいいと思います。
【9位】サービスマネジメント
文系OK
こちらも基本的に国語の問題です。
読解問題が苦手という方でなければおすすめです。
考えて記述させる問題がやや出やすい分、プロジェクトマネジメントよりかは難しいかもしれません。
非エンジニアの方は積極的に選択することをおすすめします。
【8位】データベース
専門知識が必要ですが、出題パターンは多くありません。
過去問にしっかりと目を通す時間があるならおすすめです。
逆にエンジニアの方であっても、無勉だと危険なので注意してください。
【7位】組み込みシステム開発
専門知識が必要ですが、抜き出しが多いので全く書けないということは少ないです。
比較的簡単な分野ですが、エンジニアでも無勉だと厳しいです。
【6位】経営戦略
文系OK
通常は国語の読解問題なのですが、簿記・会計が関わる問題になると難度が上がります。
また、文章が長めなので残り時間を考えて解くかどうか決めればいいかもです。
過去問を解く時も時間がかかるのがネックです。
【5位】プログラミング
プログラミングが出来る人のほとんどにおすすめ。
他の分野よりも読む時間が少なくてすみます。
ただ、出来ない人には全く太刀打ちできない分野です。
【4位】システム監査
文系OK
前提とする知識が少なめなのは良いですが、普通に読解問題として難しいです。
勉強時間は少なめで済むので、文系の方にはおすすめです。
【3位】システムアーキテクチャ
専門知識が多く、計算問題も出るので非エンジニアの方にはおすすめできません。
他のあらゆる分野と合わせて出題されるイメージです。
出題内容が得意分野であれば積極的に解けばいいと思います。
【2位】情報システム開発
簡単にいえば、設計に関する問題が出題されます。
業務で設計していて、かつ良く出題されるパターンが自分の業務に近いなら解くのもアリだと思います。
【1位】ネットワーク
多くの方が一番難しいと言っているのがネットワークの問題です。
上位のネットワークスペシャリストと比べると簡単ですが、他の高度試験のネットワーク問題に近いレベルのものが出題されます。
よほど得意でなければ避けたほうがいいです。
難しい応用情報技術者試験に効果的な対策
多くの人が難しいと言っている応用情報技術者試験はどう対策をすればいいのかを紹介します。
【勉強時間を確保する】アプリなどを活用して隙間時間を使う
勉強時間が足りないのが、一番大きな不合格の原因です。
だから、隙間時間を有効活用できるアプリなどを利用するのがおすすめ。
アプリを利用すれば
- 隙間時間が使いやすい
- 午前の過去問を高速で解くことが可能
- 学習管理が楽になる
といったメリットがあります。
是非、利用してみてください。
【全体像をつかむ】Udemyなどの動画講義を利用する
ザっと理解するなら、書籍での学習より動画での学習のほうが効率が良いです。
一般的な資格講座は経済的にきついという場合は、Udemyを利用するのがおすすめ。
セール時であれば費用をかなり押させて視聴することが可能。
YouTubeにもわかりやすい動画が増えていますが、体系的には学びやすいUdemyがおすすめです。
【勉強時間を減らす】満点を目指さない
応用情報技術者試験は午前も午後も60点をとれば合格です。
全ての範囲で完璧を目指すのではなく、合格に十分な点数をとれる程度に頑張ればOK。
最初から60%でいいなら、その分の勉強時間を減らすことが出来ます。
また、試験の時も60%でいいと思っていれば、落ち着いて問題を解きやすくなります。
【午後の対策】中途半端でも読む・解く
まとまった学習時間が確保できなくても、午後の過去問は解いたほうがいいです。
ほぼ毎日、試験問題に触れていることが重要。
1問も解く時間がない時は少し読むだけでもOKです。
【全部対応する】スタディングを利用
勉強時間の確保・削減、学習の効率化まで全部行えるのがスタディングです。
- スマホからいつでもどこでも利用可能
- 動画講義で全体像をつかみやすい
- 復習のタイミングも自動でとにかく学習が効率化されている
- 午後問題を体系的に学べるので学習時間を減らせる
- AI実力スコア機能で必要以上に午前の問題を対策する必要が無くなる
といった感じです。
元の価格が安いうえに、キャンペーンやクーポン・合格お祝い金でさらにお得です。
【難易度は高い】応用情報技術者試験が難しい理由と効果的な対策を解説:まとめ
今回は
といった内容について紹介してきました。
応用情報技術者試験は難しいですが、その難しさは
- 学習時間の確保の問題
- 正しい勉強法ができているかどうか
によって大きく変わってきます。
しっかりと対応すれば、初心者でも合格出来ます。
ぜひ、チャレンジしてみてください。